◇小松流と出会う


日本には、いけばなの流派がたくさんあります。

小松流が加入している京都いけばな協会には27流派、

公益財団法人日本いけばな芸術協会には、約250流派が加入しています。

「そんなにたくさんあるなんて、知らなかった!」そんなお声をいただきます。創流した時代の背景や培った風土のなかで、流派ごとにそれぞれのあゆみがあり、大切にしている花型や決まりごとがあって、それに基づき、思考や技を駆使しながら制作し、追究した花の美しさや特徴をもって、各流派がそれぞれの「いけばな」を伝え、活動しています。

 

小松流は、1933年に創流の比較的新しく生まれた流派です。その新しい目線でもって、四季折々に咲く花の個性を察知しながら、大自然にのびのびと咲く姿を理想とし、色彩豊かに表現する作風で、花のある暮らしとその楽しさを提案しています。



◇小松流って?



自然が作り出す植物のおもしろさを 

        人も いけばなで共有する、楽しむ

 

大自然の植物たちが作り出す世界は、花の色や形、蕾、葉、茎、香りと根や枯れてゆく姿にいたるまで、すべてにおいて神秘的であり、時にため息が出るほど美しく、時にはユーモラスであり、人智を超えた不思議を思わずにはいられません。

尊い植物の個性をこわすことなく、まさに自然のなかに存在しているかのように再現したい。生命のきらめきを大切に思い、色鮮やかに、器や人の手を加えてさらに美しく、さらにおもしろい世界を作り上げる…。

小松流が懸命に目指しているところです。

稽古のなかで、礼をもって花に触れ、花と向き合う。

好奇心を目覚めさせ、おもしろさを見つける目を養い、花をいける。

 

いけた花を見る時、自分の中に小さな喜びが生まれます。それをまた誰かが見て、その喜びをわかちあう。小さな喜びは小さな幸せの循環につながります。その循環が日々の楽しみに、豊かな気持ちにつながれば。

心躍るお手伝いができれば。そのためには、肩の力を抜いてアットホームに、楽しく花にふれることができる稽古場でありたい。

花のある毎日を幸せに思い、ともに楽しめる流派でありたい。

小松流はそんな思いをもって日々活動しております。

小松流ってどんな作品を作るのかな?

「Enjoy いけばなを見て楽しむ」活動報告アーカイブで

これまでのいけばな展などの作品をご覧ください。

お好きな作品があれば嬉しいです。

小松流公式Instagramもぜひご覧ください。



◇主な活動


◇いけばな体験指導

◇作品発表

◇いけばな教室 お稽古


 

京都市が提唱する中学生への

「伝統文化体験 華道」事業に

京都いけばな協会より参加しています。

また、京都府下の中学校、高校への訪問、

イベントなどでもいけばなを通じて

生命の大切さや創作の喜びを

伝える活動を行っています。

 公益財団法人 日本いけばな芸術協会

京都いけばな協会、平安神宮献花会などに加入しています。それらの華展や

また行政が主催するイベントなどに

作品を発表し

生活文化 、芸術文化、伝統文化としての

様々ないけばなの魅力を発信しようと

試み、活動しています。

 

季節や行事に合わせ

心晴れやかになるよう選んだ花材で

楽しくお稽古をしていただいています。

花に向き合う良い緊張感と集中力で

心を整える。

いけばなを通じて小さな喜びを

実感していただきたい、

心弾む毎日のお手伝いをしたい。

そんな気持ちでご指導しています。



◇小松流のあゆみ


(創流当時の庵のスケッチ 流祖竹風斎展山 画)

二世 中村梅風斎展山 作

 京都市北区、左大文字のそばにある金閣寺(鹿苑寺)の西南から山並みが

なだらかに続く、等持院から竜安寺にかけての傾斜の優美な衣笠山は、

平安の時代、宇多天皇が真夏に雪景色を見たいとその山に白絹をかかげて

雪に見立てたというところから衣笠山となったという地名伝承があります。

 

 衣笠山を愛した流祖竹風斎展山が、ふもとにある小松原に庵を起こし

その地名をとって「小松流」として創流いたしました。

青年の頃より嵯峨御流、本能寺未生流(現在の華道本能寺)を研鑽し、

独自に花の寸法、法則、花型を確立し創流に至りました。

時は1933年(昭和8年)、31歳の時のことです。

 

1944 年(昭和19年)、北区衣笠鏡石町に小松流華道研究所を開所。

季節折々の花を植え成長を観察、出生を研究し、さらにその風韻をも

楽しみました。竹の研究、また山野草など文人花を好み、茶花の研究にも

力を注ぎました。

 

1955年(昭和30年)、現在の本部に本拠地を移し、「小松流華道学苑」を設立。

1988年(昭和63年)、85歳で没するまで、花材の研究に力を注ぎ、子弟の育成、またさまざまな協会の役員を務める等、花の道を邁進いたしました。

 

1991年(平成3年)、現家元 二世梅風斎展山が家元を継承いたしました。

 

自分の思いのままではなく、花の個性を察知し、大自然にのびのびと咲ける姿を理想として常に創造を念頭にうかべて作意をまとめること、常に品位を高尚となることを望むことを胸に、竹風斎展山からの子弟と手をたずさえ、

副家元 博翠、華務長 翠玲、家元嗣 凜翠等とともに流儀のさらなる発展に

努力し、花のある生活を提唱し活動を続けています。

小松流公式Instagramもぜひご覧ください。



◇家元紹介


◇家元 二世 中村 梅風斎展山 (NAKAMURA Baihuusai Tenzan)


1942年 京都市生まれ 

1991年 家元継承

 

公益財団法人 日本いけばな芸術協会参与



◇副家元 中村 博翠 (NAKAMURA Hakusui)


1947年 京都市生まれ 

公益財団法人 日本いけばな芸術協会特別会員



◇家元嗣 中村 凜翠 (NAKAMURA Rinsui)


1972年 京都市生まれ

 

公益財団法人 日本いけばな芸術協会常任委員

京都いけばな協会理事

日本いけばな伝統文化協会会員

日本いけばな懇話会会員

NPO法人いけばなネットワーク21京都会員

中村凜翠Instagramもご覧ください。